相続の基礎知識

相続問題は突然起こります。一生のうちに何度も起こることでもありません。そのため初めて経験される方が多いと思います。話し合いで遺産分割がうまくまとまればよいですが、遺産分割はいったん争いになってしまうと、複雑で解決するまでに時間がかかることが多いです。

相続とは、亡くなった方（被相続人）の財産・負債や権利・義務などの法律的な関係が相続人に引き継がれることをいいます。

プラスの財産だけではなく、マイナスの財産、（借金など）も引き継ぐことになるという点は注意しておく必要があります。結局、マイナスの財産の方が大きいような場合は「相続放棄」を検討することも必要となるからです。

実際に、相続・遺産分割を進めるにあたっては、
・まずは誰が相続人なのか？
・財産はどのような内容のものが、どれだけあるのか？
・遺言は残されているのか？
・財産をどのように相続人で分けるのか？
・相続税は発生するのか？
をきちんと調べる必要があります。間違いがあればすべてやり直しになってしまうこともあります。

相続に慣れている方はいません。相続の問題については相続問題とふれる機会が多い専門家に相談するのが一番です。相続に関して、ご不明な点がある場合や、トラブルが想定される場合は、専門家である弁護士にまずはご相談ください。